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ICカードヘの対応

セキュリティー性に優れ、多くの情報が盛り込めるICカードの導入は、クレジットカード業界がけん引役を果たしてきました。今後、ICカードへの移行が急速に進みそうです。IC(IntegratedCircuit)は集積回路の一種です。偽造が困難なうえに、これまでの磁気ストライプに比べて大容量の情報を記録することができるため、安全性に富み、より多彩なサービスに応用できます。ICカード先進国のフランスでは、80年にテレホンカードをIC化し、乗車券カードなど多方面で使用されています。日本国内でも取り組みは早かったのですが、カードの盗難や偽造などの不正使用が頻発するクレジットカード業界が早期導入を提唱したのに対し、金融業界はキャッシュカードに対する安全性の認識がクレジットカードほど高くなく、しかもICチップがまだ高価だったことやATMの切り替えなど、費用負担の面でICカード化に消極的でした。

輪出金融の仕組み

貿易金融には、輸出金融と輸入金融とがある。まず、輸出金融から説明しよう。輸出金融には輸出貨物を船積みする前の金融(輸出前貸し金融)と貨物船積み後の金融とがあるが、前者は国内金融と変わるところがないので、ここでは船積み後の輸出金融を説明しよう。輸出業者Aは貨物を船積みして輸入業者Bに輸送した後、X銀行に輸入業者B当てに振り出した輸出手形を持ち込み、X銀行はそれを買い取っている。この銀行による輸出手形の買い取りは、輸出手形に示されたドルを買って、その代金として円を支払う取引である。つまり、銀行からみればドル買い・円売り取引であり、輸出業者からみればドル売り・円買い取引である。この取引においては、輸出業者Aは輸入業者Bの支払いが完了する前にドルを売って円を手に入れているという意味で、銀行から輪出業者に信用が供与されている。このように銀行による輸出手形の買い取りは、銀行が輸出業者に資金を融通したことになるので、これを輸出金融という。なお、輸出手形は支払い期限の長さに応じて、一覧払い手形と期限付手形に分けられる。それに対して、輪出業者が輸入業者に支払いを猶予する手形を期限付輸出手形といい、支払い猶予期間、すなわち、満期日までの期間に応じて、一覧後三〇目輸出手形とか一覧後六〇日輸出手形という。満期日までの期間は商慣行化しているので、これをユーザンス期間(商慣行期間)といい、この輸出金融を輸出ユーザンスと呼ぶ。

インフレ心理が広がる

インフレ心理が広がると、経済社会にいろいろなゆがみが生じます。物価が高騰して元本まで目減りするようでは、誰も預金をしなくなります。年金が頼りの高齢者は食べていけなくなります。物価が上がった分だけ賃金が上昇するという保証はありません。インフレ抑制のために金融が引き締められると、やがて景気は悪くなります。その場合、賃金カットどころか、首切りを覚悟しなければならないかもしれません。ストライキが多発すれば、企業活動はストップします。生活が苦しくなると、政治への不満は爆発するでしょう。インフレによって通貨への信頼感はなくなり、円相場は下落します。円安になると、輸入品の価格が高くなり、物価はさらに上昇します。それが円の価値を一段と下げる悪循環に陥ると、もはや手の施しようがなくなってしまいます。